今から振り返ること7年半前の2013年3月のこと。
我が社、生野金属はISO9001をすでに取得していましたが、社長から、当時事務局をつとめていた私に、「食品安全マネジメントシステムFSSC22000」という規格があるという話がありました。
そこで調べてみると、その当時は食品製造メーカーを中心に認証取得が広がってきており、容器包装の分野では大手製缶メーカーが認証を受け始めているという状況でした。
早速、主要スタッフを集めてその規格の話をしてみると、
「普通は、納品先から認証取得を求められてから、活動するよな。」
「今認証取得されているメーカーも、そうらしいよ。」
「求められてから認証取った場合、取引条件満たすことになるだけだよな・・」
という意見が飛び交い、しばらくの沈黙のあと・・・。
「うちは、要求されてからでなく、自分たちから名乗りを上げてみないか?」
「うん、食品用途の缶をメインに作ってるんだから、自分たちから進んでやるべきだよな!」
「そうや、やってみよ!」
と一気にその場が盛り上がり、「FSSC認証取得活動」を進めることが満場一致で決まりました。
とまぁ、我が社の気質というか文化というか、トップダウンだけでなく、したから突き上げるようなボトムアップが生まれる雰囲気により「求められてからではなく、自ら進んで食品安全マネジメントシステムの認証を取るんだ!」 が合い言葉となり、これから長く続く認証取得活動のスタートを切ることになりました。
次回は、FSSC22000の認証を取るために我々がどんな活動を展開していったかを語ってみたいと思います。
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